熊本から寄宿舎に６年間住み本校に通い今年３月に卒業したチュ・ソンミさん
朝鮮学校を卒業し熊本学園大学に通う大学生になった今も流れていく日常の中で民族の誇りを忘れないようにチョゴリを着てキャンパスに通っているそうです。
大学では非常に高い評価を受けており成績はほとんどがS。
また、朝鮮についてよく知らず漠然と悪い印象を持っているという人に対しても臆さず理路整然と立ち向かう強さも持っているとのこと。
朝鮮学校を卒業し同学に進学した学生はチュさんが初めての例となります。
筆者「九州中高で学んでよかったことは何ですか？」
チュさん「民族科目は朝鮮のことを知るだけじゃなく、物事を別の視点から見るための訓練にもなります。国語(朝鮮語)は言うまでもなく、歴史や地理などの日本学校では学べない知識はそのまま日本学校では得られない知恵を与えてくれます。それに総括がたくさんあるのも大事だと思います。私も中学の頃は総括が嫌いでしたが、自分の成果や反省点を見つめなおす作業が色んな学問に通じることなんだと分かってからは、総括も苦じゃなくなりました。朝鮮学校ではそういう事をたくさんします。それこそが朝鮮学校の強みだし、自分が九州中高で学んで良かったことです。」
筆者「後輩たちに何か一言お願いします。」
チュさん「個人的には文をたくさん書いておいた方がいいと思います。心も考えも整理がつきますから。日記でもいいし、小論文の授業でもいいです。あと、私は言葉で表現するのが得意ではないので話し合いが足りず行動だけ突き抜けてしまうことがたくさんありました。後輩たちには友達と存分に話し合って一緒に行動するように心がけてほしいです。１人でやったほうが上手くいく事もあるけれど、やっぱり何事もみんなでやった楽しいですから。」
チュさんのこれからの活躍に期待しましょう！
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