本校は教育方針において「知」の教育と「心」の教養の両立を目指します。
「知」に関わる教育
教科教育では、日本の文部科学省が定める教育水準と同等、またはそれ以上の教育を実施します。
特に、語学では三か国語(朝・日・英)で意思疎通が十分にできるレベルでの習得を実施します。
また、社会で必要とされる思考力、判断力、表現力向上を目指します。
■ 思考力
・論理的思考力
「なぜ○○は××なのか?なぜならば△△だからだ」というように、常に「なぜ?」と考える習慣を身に付けることで、筋道を立てて考える力、物事の本質を見抜く力を育てます。
・問題解決力
身のまわりで起きる様々な問題の核心をあぶり出し、その原因を突き止め、対策を立てて行動するすべを身に付けることで、困難を乗り越える力を育てます。
・課題設定力
ゼロから企画を立ち上げ、ゴール(目標)にたどり着くために必要な情報収集力、情報編集力を身に付けることで、無から有を生み出す創造力を育てます。
■ 判断力
・目標設定
様々な課題に取り組むときは、まず、目標設定が必要となります。正しい分析と状況判断をすることで、正しい目標設定ができる力を育てます。
・情報収集力
正しい判断を行うためには正しい情報が不可欠です。正しい情報とは人の「意見」ではなく「事実」です。事実を見極める力を育てることで情報収集力を育てます。
・情報編集力
価値観が多様化した現代では、集めた情報だけで正しい判断ができないことが多々あります。集めた情報をしっかりと分析し編集する力を育てます。
■ 表現力
・話し合う
まず、相手を理解する姿勢を持ち、自分と異なる意見があることを受け入れ、どのように意見をまとめることができるのかの方法論を学び育てます。
・説明する
プレゼンテーション力などは社会人の必須能力のひとつです。自分が言いたいことだけを言うのではなく、聞き手に対して簡潔な言葉で説明して理解してもらうための方法論を学び育てます。
「心」に関わる教養
教養教育では、生徒たちの中にすでに答えはあるという前提のもと、「与える」教育ではなく「引き出す」教育を目指します。
特に「答えのない問題」を議論する場を設けることで、様々な価値観があることを知り、それらを受け入れる心を養います。
クラブ活動、課外活動、社会実習などを通じて、他者とのかかわり方や感性を伸ばす教育を充実させます。
■ 自己調整力(自分と関わる)
「自らを動機づけ、目標を定め、自身をコントロールしながら結果を省察する」という、自ら学ぶ姿勢を持った人材に育てます。
■ 人間関係形成力(他者と関わる)
他者の多様な考え方や立場を理解し、相手の意見を聴いて自分の考えを正確に伝えることのできる力を育てることで、価値観・世界観が異なる人とでも会話ができ、良好な人間関係を築けるような人材に育てます。
■ 社会参画形成力(社会と関わる)
他者と協力・協働して社会に参画しながら、自分の置かれている状況を理解し、自分の役割を果たすことで、、社会の発展に寄与できる人材に育てます。
これら「知」の教育「心」の教養は、現代社会が必要としている「主体性を持った即戦力」の育成につながるものと考えます。