私たちが住むこの福岡には在日朝鮮人が植民地時代に苦労して生きてきた歴史にまつわる場所がたくさんあります。

本校では、毎年高級部1年生を対象にフィールドワークを行っています。

今年度は、6月16日にムグンファ堂、日向墓地を訪れました。

語り部であるペ・ドンロク氏の生々しく、思い溢れる語りを聞きながら生徒たちは過去へと思いをはせ、涙を流しながら、当時の先祖たちがあまりにも悲惨な生活を強いられていたことを実感したことでしょう。

歴史を正しく学び実感することで、在日朝鮮人として生きていく意味、今後自らが歩んでいく道がどんなものなのかを考えるよい機会となりました。

 

以下生徒の感想文より抜粋

「1世、2世の同胞たちが汗、涙、血を流しながら十分に食べることもできずに会いたい人と会うこともできない苦痛や苦労の末に私たちの生活があるということを感じることができました。」

「このように悲しくも犠牲となった朝鮮人の意思を継いでいくものたちであるということを忘れてはならない。この悲惨な歴史を後世に伝えていかなければならない。今でもまだ続いている在日同胞に対する差別に朝高生である私たちが戦っていかなければならない。」