情報の授業といえば、思い浮かべるものはなんでしょうか?
おそらく、多くの人がパソコンの扱い方を思い浮かべるのではないかと思います。(筆者もそうです。)
本校においても情報の授業では主にパソコン関係に関する知識の習得を目指しています。また、九州中高では高校でも情報の授業を週に2回取り入れています。
中級部において教科書を用いて基本的な技術の習得をはかり、高級部においては教科書を飛び出し、自分で作ってみるという作業を徹底して行います。
高級部において授業は「教える授業」ではなくインターネットを駆使して「自ら調べる授業」となっています。
高校3年生にまでいたるとcm制作・プログラミングやwebデザインなど専門性を帯びた作業も行います。
プログラミングの授業で作りあげたインベーダーゲームなどUFOの動きが高速すぎて作った本人ですら攻略できないほどです。
初心者の制作とはいえ砲弾をギリギリまで待って避けるなど明らかに意志を持ったプレイヤーをおちょくるかのような動きは見事の一言です。
webデザインなどにおいてはクラスメイトのオフィシャルファンサイトを作り上げるなどその領域はもはや高校生の水準を超えているのいっても過言ではありません。
こういった作業も教師が教えるのではなく、手詰まりになるまで教師は助言するのみで、生徒たちが自らの力で行っています。
このような生徒たちの高い自主性こそが朝鮮学校の魅力の一つではないでしょうか。
(情報科教員)